梅花の宴 万葉集 令和の由来

プロローグ

組曲 梅花の宴(ばいかのえん)

 西暦730年の正月に、九州の大宰府(だざいふ)にあった大伴(おおともの)旅人(たびと)の邸宅で、宴会が催(もよお)されました。
 その折に、白い梅の花を眺(なが)めつつ詠(よ)まれた万葉集(まんようしゅう)の短歌7首に作曲して、“組曲 梅花の宴”にしました。
 なお、当時の正月(しょうがつ)は、現在の暦(こよみ)では2月です。

◎ この時に詠(よ)まれた短歌集の序文に、年号「令和(れいわ)」の由(ゆ)来(らい)になった「時に 初春(しょしゅん)の令(れい)月(げつ)にして 気は淑(よ)く風和(やわら)ぐ 」の記載があります。

組曲 梅花の宴:関連説明

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  • 万葉集の「梅花の歌・32首」の中の7首に、吉田千鶴子が作曲して「組曲 梅花の宴」にしました。

    (参考:元号の令和は、「梅花の歌・32首」の序文の中の2文字です。)

    お聴き頂くのは、1973年に東京・銀座の“ヤマハ・ホール”で歌われた録音です。独唱は依田喜美子、合唱は東京放送合唱団、合唱指揮は久山恵子、ピアノ伴奏は米山春江です。